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おせち料理を重箱(お重)に詰める意味とは?

公開日:2023年11月06日|更新日:2024/03/26
公開日:2023年11月06日
更新日:2024/03/26
おせち料理を重箱(お重)に詰める意味とは?

おせち料理を重箱(お重)に詰める意味をご存じでしょうか?単なる入れ物として使用しているのではなく、重箱に詰めるのにはきちんとした意味があります。
ここでは、おせち料理を重箱に詰める意味についてお話していきます。

おせち料理を重箱(お重)に詰める意味とは

おせち料理を重箱に詰める意味は、「福が重なるように」という意味が込められています。おせち料理は年神様のお供え料理であり、家族の幸せを願う縁起物としての位置付けをされていました。そのため、重箱に詰めることで「福が重なる」「めでたさが重なる」という願いが込められています。

もちろん、重箱には容器としての実用的な面もあります。三が日に家事が休めるように、その間の保存を目的として非常に便利でした。また、重ねていくことで重箱自体が蓋としての役割を果たすため、保存場所にも困らないという利便性もあります。

その他にも御年賀の挨拶に来られるお客さんを振舞うために、重箱に綺麗に詰めて準備しておけるという意味合いもあります。

重箱の歴史

おせち料理が重箱に詰められるようになったのは江戸時代末期から明治時代だと考えられています。当時はおせち料理という言い方はありませんでしたが、第二次世界大戦後にデパートなどで重箱に詰められた料理を「おせち」と謡って販売したことで、広く浸透したと言われています。

重箱(お重)は何段重ねが正しいのか?

諸説ありますが、与段(四段)か五段の重箱に詰めるのが基本です。五段にする場合は、一段~与段までに料理を入れて、五段目には年神様から頂いた福を詰める意味を込めて、空箱にしておくことが多いようです。ただ、五段目にも料理を詰める家庭もあります。

また、近年は核家族化が進んでいるため、与段、五段だと量が多く食べきれず、三段の重箱を用意する家庭が多くなっています。家族の人数に応じて重箱の段数は調整するとよいでしょう。

最後に補足になりますが、日本では「四」は縁起の悪い数字であるため、「四段」ではなく、「与段」と表現されることもあります。

重箱(お重)の段に詰める料理について

ここでは、重箱の段ごとに詰める料理について紹介していきます。重箱の詰め方は地域や重箱の段数、家庭によって異なるため、参考程度にご覧ください。

一の重に詰める料理

一の重には、「数の子」「田作り(ごまめ)」「黒豆」「たたきごぼう」「かまぼこ」「昆布巻き」「伊達巻き」「栗きんとん」「錦玉子」「お多福豆」などのお祝いにふさわしい祝い肴と、お酒のつまみになる口取り(くちとり)を詰めます。

二の重に詰める料理

二の重には、「鯛の姿焼き」「ブリの照り焼き」「海老のうま煮」「あわび」「はまぐり」「とこぶし」などの海の幸や焼き物を詰めます。

三の重に詰める料理

三の重には、「れんこん」「里芋」「八つ頭」「ごぼう」「くわい」「手綱こんにゃく」「たけのこ」「筑前煮」などの山の幸を中心として煮物を詰めます。

与(四)の重に詰める料理

与(四)の重には、「紅白なます」「菊花かぶ」「コハダの粟漬け」「なまこの酢漬け」などの日持ちする酢の物などを詰めます。

五の重に詰める料理

五の重には、年神様から頂いた福を詰めるという意味や将来の発展の余地を残すという意味から「控えの重」として、空箱にしておくという考え方があります。しかし、近年では各段に詰められなかった料理を詰めることや、家族の好みの料理を詰めるということもあります。
お住まいの地域や家庭のお作法を確認してみるとよいでしょう。

重箱の種類やデザイン

現代では、重箱の種類やデザインは様々です。高級感があり長持ちする「漆塗り」、お手入れ簡単な「プラスチック」、自然な木目と通気性を持つ「天然白木」、モダンデザインの「磁器・陶器」、詰めやすいスタンダードな「角型」、個性的な「丸型」「花型」などがあります。

重箱の選び方

重箱の選び方は、「材質」「形」「人数」の観点から選ぶと良いでしょう。重箱の材質はざっくりと分けて合成樹脂(プラスチック)、漆器、陶器、天然白木の4種類です。お手入れの簡単さを重視するなら合成樹脂がおすすめです。伝統的なおせち料理がいい人は「漆器」がおすすめです。

形に関しては「角型」「円型」「花型」など様々です。形は好みのものを選ぶと良いです。伝統的なおせち料理は「角型」です。

人数に関しては、2人分なら2段重、3~4人分なら3段重、4~6人分なら3~4段重を選ぶと良いでしょう。

近年のおせち料理事情について

近年では、手間や時間がかかることから一からおせち料理を準備することが少なくなりました。しかし、「お正月におせち料理を食べる」という文化は残っており、スーパー、百貨店、コンビニ、通販などでおせち料理を購入して用意する家庭が増えています。

特に解凍するだけで手軽におせちを楽しめる「冷凍おせち」が人気があります。「冷凍だと味が落ちてしまう」と不安に思ってしまうかもしれませんが、日本の冷凍技術は世界的に見てもかなり進んでおり、味が落ちにくく、つくりたての味をそのままの状態でお届けが可能になっています。

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